フューチャリスト宣言

フューチャリスト宣言 (ちくま新書 656)
梅田望夫さんの話は、相変わらずで、これは良くも悪くも、正直結構お腹一杯です。かと言って、嫌悪感とか嫌気があるわけではなく、かるく復習させてもらったような感じです。
打って変わって、茂木健一郎さんの話は、新鮮ではあるものの、一見、梅田さんとの会話は成り立ってないようにも感じられました。同じ対談本として、ウェブ人間論がありますが、そこで対談している平野啓一郎さんとは対照的な立ち位置のように感じました。
論じ方が、強行でトゲがあり、そこに理解しづらい自信が見え隠れして・・・でも、これがこの本の狙いなのかな・・とも思いました。今まで読んだ梅田望夫さん関連本の中で、一番尖がっていると思います。もちろん、それは茂木健一郎さんのおかげで、です。
他の本は、ただの(と言っては失礼ですが)評論でしかありません。しかし、この本は名前が表す通り(小さな)宣戦布告でしょう・・・
本編だけでは、茂木健一郎さんの本質というか成り立ちが、よく理解できなかったのですが、最後にある公演内容を読んでみて、これがこの人の言いたかったことなんだと思いました。大きな自信を見せているんですが、実際は小さな力で必死に戦っているんだなと。
パブリックな活動はしていない自分ですが、日々の生活で精一杯な中で、何か・・・宣言できるようなことは・・・今のところないですね。でも、毎度のことですが、このポジティブな文章は、読んでいて心地よいです。
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